無線従事者資格は23種類もあります。
この記事ではその全ての受験者数と合格率をまとめました。
（出典：総務省 無線従事者試験の実施結果）
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無線従事者資格全体
受験者数
2010年度には4万3千人以上の受験者がいたものの、2020年度にはその数は3万人程度まで減少しました。
2021年度以降は持ち直し、2022年度は4万人弱でした。
陸上無線技術士
受験者数
一陸技の受験者数は過去5000人前後で推移してきましたが、2021年度以降は急増し7000人程度です。
二陸技の受験者数は年々減少の傾向で、2020年度以降は1000人以下が続いています。
合格率
長らく一陸技と二陸技の合格率は上昇傾向にありましたが、2020年度には両者とも低下しました。
過去は合格率に差がほとんどありませんでしたが、2020年度以降差が大きく広がりました。
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陸上特殊無線技士
受験者数
一陸特はしばらく7000人前後でしたが、2020年度に急に受験者数が著しく減り5000人を下回りました。
しかし、2021年度以降は持ち直し7000人前後の受験者数となりました。
二陸特はしばらく6000人前後でしたが、2019年度から受験者数が減り2020年度には4000人程度となりました。
しかし、2021年度以降は持ち直し、6000人前後の受験者数となりました。
三陸特は全体を通して1000～1500人程度の受験者数です。
2021年度以降は微増し、2000人程度でした。
国内電信は非常に受験者数が少なく、2021年度は37人でした。
（少なすぎてグラフからほとんど読み取れませんね笑）
合格率
一陸特の近年の合格率は30～40%程度です。
2020年度には43%まで上昇しましたが、2021年度以降は以前の水準までやや戻りました。
二陸特の合格率は75%前後です。
2020年度は合格率が急激に上昇し、85%に達しました。
2021年度以降も引き続き高い合格率を維持しています。
三陸特の合格率は85%前後で安定しています。
国内電信の合格率は20%前後ですが、受験者数が極めて少ないためなのか安定しません。
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アマチュア無線技士
受験者数
元々アマチュア無線技士の中では四アマの受験者数が一番多かったですが、
年々減少し2022年度は三アマと逆転しました。
一アマの受験者数は1500人前後ですが近年は減少傾向で、2022年度は1200人程度でした。
二アマの受験者数は近年は減少傾向で1000人を下回っています。
三アマの受験者数は2020年度を除いて2000人前後で推移しています。
四アマの受験者数は年々減少が著しく、2008年度には4500人以上でしたが2020年度には2000人程度まで落ち込みました。
合格率
一アマの合格率は過去には48%程度まで高かったこともありましたが、近年は30%程度まで低下してしています。
二アマの合格率は近年は50%前後で推移しています。
三アマの合格率は80%前後です。
四アマの合格率は70～80%程度です。
総合無線通信士
受験者数
総合無線通信士はどれも受験者数が非常に少ないです。
一陸技と並んで無線従事者国家資格の最高峰とされる一総通ですが、
受験者数は非常に少なく200人前後で、減少傾向にあります。
一陸技と一総通の資格を持っていると他の無線従事者資格の操作範囲を全てカバーします。
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二総通は減少傾向にあり、2021年度以降は100人を下回りました。
三総通は減少傾向にあり、2021年度以降は200人を下回りました。
合格率
総合無線通信士はどれも10%以下で合格率が非常に低いです。
海上無線通信士
受験者数
海上無線通信士の受験者数は一海通と二海通が40～60人程度と非常に少ないです。
三海通の受験者数が一番多く、600～900人程度です。
四海通の受験者数は350人前後です。
合格率
一海通と二海通は受験者数が少ないためか、全体的に合格率が安定しません。
三海通の合格率は30～40%程度です。
四海通の合格率は50～60%程度です。
海上特殊無線技士
受験者数
二海特の受験者数が突出して多く、2000人程度です。
一海特の受験者数は500人程度です。
三海特の受験者数は200人程度です。
レーダー級の受験者数は100人前後です。
合格率
一海特の合格率は55%前後で推移していますが、近年は増加傾向で2020年度には73%に達しました。
二海特の合格率は80%程度です。
三海特の合格率は非常に高く95%前後です。
2020年度にはなんと100%でした。受験者全員が合格したということです。
航空無線通信士、航空特殊無線技士
受験者数
航空通の受験者数は3000人前後す。
航空特の受験者数は1500人前後です。
合格率
航空通の合格率は40%前後です。
航空特の合格率は75%前後です。
