電験(電気主任技術者試験)とは
通称”電験”と呼ばれる電気主任技術者は、一陸技の受験者の注目度の高い資格です。
(アンケート結果はこちら)
Wikipediaでは次のように説明されています。
電気主任技術者(でんきしゅにんぎじゅつしゃ)とは、事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安の監督をさせるため、設置者が電気事業法上置かねばならない電気保安のための責任者である。
wikipedia
電験には、第一種、第二種、第三種があります。
このうち、最も受験者数が多いのは第三種(通称:電験三種)です。
年間で5~6万人ほどの受験申込者がいます。
一陸技は5000人前後ですので、桁が違いますね。
電験三種の難易度
難易度は第一種>第二種>第三種となります。
最も易しいとされる第三種ですが、合格率が10%前後と非常に難しい試験です。
一陸技の合格率は25%前後ですので、難易度の高さを感じられます。
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難易度を押し上げている理由の一つに、電験三種は過去問と同じ問題が出題されないことは挙げられると思います。
一陸技は過去問と同じ問題が多く出題されるのが大きく違うポイントですね。
過去の試験問題は公式サイトで見られます。
一陸技との免除の関係は?
残念ながら一陸技とは免除の関係にはありません。
一陸技を持っていても電験の科目は免除されませんし、
電験を持っていても一陸技の科目は免除されません。
試験日と受験料
令和4年度より年二回(上期試験、下期試験)の実施となっています。
上期、下期の両方の受験が可能です。
受験料は7,700円です。(インターネット申込の場合)
- 上期試験
- 試験日:8月頃
- 受験申請:5月~6月頃
- 下期試験
- 試験日:3月頃
- 受験申請:11月~12月頃
試験科目
電験三種は次の4科目あります。
- 理論科目
- 電力科目
- 機械科目
- 法規科目
科目合格
電験三種は科目合格制度があります。
令和4年度より年二回の実施となったことに伴い、科目合格による免除の制度が変更となりましたのでご注意ください。
公式サイトによると、次のとおりとのことです。
最初に合格した試験以降、その申請により最大で連続して5回まで当該科目が免除されます。
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