一陸技と免除の関係にある無線以外の資格についてまとめました。
↓無線従事者資格についてはこちら
【関連】一陸技と免除の関係にある無線従事者資格
一陸技の免許で免除になるほかの資格
一陸技の資格を持っている場合に免除となる無線以外の資格をまとめました。
電気通信主任技術者
電気通信主任技術者は、電気通信ネットワークの工事、維持及び運用の監督責任者です。
(公式HP)電気通信国家試験センター
電気通信主任技術者の資格には次の二つの区分があります。
それぞれに試験があり、業務内容も異なります。
- 伝送交換主任技術者
- 線路主任技術者
伝送交換主任技術者
一陸技の資格により以下の科目が免除になります。
- 電気通信システム
よって、受験が必要な科目は以下となります。
- 伝送交換設備及び設備管理
- 法規
↓【一陸技の過去問がダウンロードできるサイトまとめ】でもご紹介した毛馬内先生の本です。
線路主任技術者
一陸技の資格により以下の科目が免除になります。
- 電気通信システム
よって、受験が必要な科目は以下となります。
- 線路設備及び設備管理
- 法規
工事担任者
電気通信の工事担任者は、電気通信回線に端末設備、又は自営電気通信設備の接続工事を行い、又は監督する役割を担っています。
(公式HP)電気通信国家試験センター
工事担任者の資格には次の種類があります。
- 総合通信(旧AI・DD総合種)
- 第一級アナログ通信(旧AI第一種)
- 第二級アナログ通信(旧AI第三種)
- 第一級デジタル通信(旧DD第一種)
- 第二級デジタル通信(旧DD第三種)
- AI第二種
- DD第二種
一陸技の資格により以下の科目が免除になります。
- 電気通信技術の基礎
よって、受験が必要な科目は以下となります。
- 端末設備の接続のための技術及び理論
- 端末設備の接続に関する法規
↓受験者数が一番多い「総合通信」の本を紹介します。
社会保険労務士
社会保険労務士は、労働・社会保険の問題の専門家です。
理系の資格には思えないので、一見すると一陸技とは関係なさそうに思えますよね。
実は、社会保険労務士の受験資格は主に大卒ですが、
高卒の方などは一陸技に合格することで受験資格を得られます。
受験資格について詳しくは公式HPをご参照ください。
社会保険労務士の試験は合格率が6~7%と非常に難易度が高いです。
(参考:ユーキャン)
さすがに弁護士と並ぶ「八士業」に数えられているだけのことはあります。
独学でも不可能ではないようですが、これだけ難易度が高いとやはりかなり厳しいようです。
いくつか通信講座を紹介します。
【ユーキャンの講座の特徴】
- 標準学習期間が7ヵ月
- 50名以上のプロの講師がサポート
- スマホでスキマ時間に学習可
【アガルートの講座の特徴】
- 合格率が25%(全国平均の3.16倍)
- 無料のサンプル講義で自分に合うかどうか試せる
- 各種割引制度
- 合格特典(お祝い金3万円or全額返金)
【フォーサイトの講座の特徴】
- 合格率が29.4%(全国平均の3.72倍)
- ライフスタイルに合わせて自動で学習スケジュールが立てられる
- スマホでスキマ時間を有効活用
- 5ヶ月で合格した事例あり
職業訓練指導員
職業訓練指導員は就職やスキルアップなどに必要な技能・技術・知識についての指導や就職支援などを行います。
(参考:厚労省のホームページ)
一陸技の資格により、電子科免許が「指導方法」以外の全てが免除になります。
- 学科試験←免除
- 指導方法
- 関連学科
- 系基礎学科←免除
- 選考学科←免除
- 実技試験←免除
消防設備士
消防設備士は、消火器やスプリンクラー設備などの消火設備、自動火災報知設備などの警報設備、救助袋などの避難設備の設置工事、点検整備を行うことができる日本の国家資格である。
Wikipedia
消防設備士のうち、「甲種の特類以外」の受験資格は国家資格等によるものと、学歴によるものの2種類があります。
国家資格での受験資格には無線従事者資格が含まれています。
なんと、アマチュア無線以外の無線従事者資格なら何でも受験資格が得られます。
無線従事者資格の中では簡単な三陸特でもOKです。
受験資格について詳しくはこちらをご参照ください。
(一般社団法人 消防試験研究センター)
受験者数が多い4類と1類の本を紹介します。
ただし、免除科目のある第二種電気工事士で受験資格を得るのが一般的なようではあります。
一陸技の科目が免除になるほかの資格
一陸技の科目が免除になる無線以外の資格は一つしかありません。
それは電気通信主任技術者です。
電気通信主任技術者
一陸技の資格により次の科目が免除になります。
伝送交換:無線工学の基礎、無線工学A
線路:無線工学の基礎
ここで注目すべきは無線工学Aが免除になる伝送交換です。
一陸技の無線工学Aは近年は新問題が多く出題される傾向で、苦戦している受験者が非常に多いです。
伝送交換は合格率が約30%でこちらも難易度の高い試験ではあります。
(参考:電気通信国家試験センター)
今の時期は伝送交換を取得することで、一陸技の無線工学Aを免除を狙うのも一手なのかもしれません。