第一級陸上無線技術士(一陸技)の資格を勉強中のみなさま。
一陸技の過去問(平成24年7月~令和6年7月)を分析し、出題傾向をまとめました。
【関連】
一陸特の過去問出題傾向
【一陸技】ついに第一回・第二回の体制が終了?今後の出題傾向に注目
1期前の同じ問題パターンの出題数
次のグラフは平成24年7月期~令和6年7月期(※1)について、各期で1期前に出題された同じパターンの問題の出題数を表しています。
(※1) 以下の理由により当サイトでは直近1回ではなく、直近1期のように「期」で記載しています。
・日本無線協会では各試験回を「○月期」のように記載している。
・新型コロナウイルス対策で同一期に第一回と第二回の2回試験があり「回」だとややこしい。
無線工学の基礎
1期前の出題数は令和2年11月期までは極めて少ない状態が続いていましたが、令和3年1月以降は出題数が増え、最大で3問が出題されることがありました。
令和6年7月期は1期前は出題されませんでしたが、傾向が以前の水準に戻ったかどうかはまだまだ様子見が必要です。
3問は点数にして15点ですので、対策しておいた方が良いでしょう。
無線工学A
ムセンボーヤ!!の集計の範囲内では、1期前が出題されたことがありません。
今回も直近1期を除外して効率的に勉強できそうです。
無線工学B
1期前の出題数はこれまではたまに1問出題されることがありましたが、令和6年7月期には2問が出題されました。
この2問をどう捉えるかは人によると思いますが、ムセンボーヤ!!としては引き続き1期前の除外をおすすめします。
無線工学Bは全体的に過去問から多く出題される傾向のため、2問程度であればほかの試験回の勉強でカバーできると考えます。
今回も直近1期を除外して効率的に勉強しましょう。
法規
1期前はたまに1問出題されたことがありますが、出題数は低い傾向です。
令和6年7月期は1期前は出題されませんでした。
今回も直近1期を除外して効率的に勉強できそうです。
2期前の同じ問題パターンの出題数
次のグラフは各期で2期前に出題された同じ問題パターンの出題数を表しています。
同一期に試験が2回に分かれて実施された令和2年11月期から令和5年7月期の間は、出題数が多い傾向でした。
同一期に1回の実施に戻った令和6年1月期以降は、以前の水準ほどではないものの出題数が減少しました。(無線工学の基礎以外)
まだまだ油断はできませんが、時間がなければ2期前を除外して勉強しても良いかもしれません。
【まとめ】令和7年1月期に向けたおすすめの勉強法
新型コロナウイルス対策で試験が1期に2回に分けて実施されるようになり、出題傾向が変わりました。
その体制は先日の令和6年1月期に元に戻り、出題傾向に変化が見られました。
まだ元の体制に戻ったばかりですので様子見が必要ですが、
いったん直近の出題傾向で科目ごとのおすすめの勉強法を以下にまとめます。
無線工学の基礎
直近1期は前回は出題されませんでしたが、最近は最大で3問出題されることがあります。
できれば対策しましょう。
時間がなく3問程度なら捨てても良いと思える方は除外しても良いかもしれません。
無線工学A
直近1期は除外するのがおすすめです。
直近2期は出題されるものの、出題数が減少しました。
時間がなければ除外して勉強しても良いでしょう。
無線工学B
直近1期は除外するのがおすすめです。
直近2期は出題されるものの、出題数が減少しました
時間がなければ除外して勉強しても良いでしょう。
法規
直近1期は除外するのがおすすめです。
直近2期は出題されるものの、出題数が減少しました
時間がなければ除外して勉強しても良いでしょう。
ムセンボーヤ!!で効率的な学習を!
ムセンボーヤ!!(当サイト)を使えば過去問から直近1期・2期を除いた効率的な勉強ができます。
次のようなイメージで、出題条件の赤枠箇所にチェックを入れて出題開始ボタンを押してください。
直近期を除いた問題に絞って勉強ができます。
一陸技/一陸特 過去問 アプリ『ムセンボーヤ!!』で効率的な試験対策をしよう!使い方を紹介
当サイトの問題パターンの定義
当サイトにおける『同じ問題パターン』の定義について説明します。
当サイトでは問題パターンを次のように定義します。
同じ問題パターン = 数値等が違っていてもほぼ同じような計算方法や知識で解け、言い回しや出題形式がほぼ同じである問題
なお、中には判断に迷うような微妙な問題もあります。
どれを同じ問題パターンとしてどれを違う問題パターンとするかは、サイト管理人個人の判断によります。
また、不定期に問題パターンなどのデータベースを見直すことがあり、それに伴い分析結果が多少影響を受けることがありますが、大きく変わることはないと思います。