一陸特を受験生の中には計算問題が苦手なので、できれば避けたい方もいることでしょう。
果たして暗記問題だけで合格できるか、気になりませんか?
当サイトで独自に各試験回の暗記問題数を集計し、合格可能性を検証しました。
本記事では、計算問題を捨てて良いのか、そのメリットとデメリットをご紹介します。
一陸特は暗記問題だけで合格できるか?
結論からお伝えすると、暗記問題だけで合格できる可能性はあります。
ただし、1問でも間違えたら不合格となってしまう試験回が中にはあったので、少しは計算問題を勉強しておくのが良いでしょう。
その分析内容をこれからご説明します。
一陸特の暗記問題の例
一陸特の暗記問題は、たとえば以下のようなものがあります。
空欄を埋める問題
たとえば空欄を埋める問題です。
同じ文章でも空欄の場所が変わることがあるので、注意が必要です。
正しいもの/誤っているものを選ぶ問題
正しいもの、あるいは誤っているものを選ぶ問題があります。
同じような文章でも、「正しいものを選ぶ」のか「誤っているものを選ぶ」のか2パターンあるケースがあり、注意が必要です。
また、選択肢の順番が変わることがあります。
初めてみる問題は暗記問題でもさすがに解けない
いくら暗記問題でも、初見の問題は解けませんよね。
そのため、検証に当たっては以下の前提条件としました。
- 各試験回で新問題(※)は除外
- 直近15期以内の勉強で解ける問題に限定
(※)当サイトで扱っている範囲の平成23年6月期以降が調査の対象となります。
平成23年6月期より前に出題された問題は調査できないため、新問題の扱いとしています。
各試験回の暗記問題の数
次のグラフは各試験回の暗記問題の数を示したものです。
ただし、出題時点で新問題と思われるものと、出題時点で直近15期より前に出題された問題は除いてあります。
青い線が、各試験回で直近15期以内に出題された暗記問題の数です。
オレンジの線が合格点を取れる15問のラインです。
分析結果
全ての試験回において、合格点を取れる15問を上回る結果となりました。
そのため、暗記問題だけで合格できる可能性はありそうです。
しかし、15問ちょうどの試験回がいくつかあり、この場合は全問正解しないと合格になりません。
最大で18問取れた試験回がそれなりにあり、この場合は3問まで落としても大丈夫ですが、運任せでしょう。
暗記問題だけで挑むメリットとデメリット
メリット
計算問題が苦手な方にとっては、暗記問題だけで合格できる可能性があることは希望が持てることでしょう。
デメリット
試験回によっては暗記問題を全問正解する必要があり、計算問題を全く捨ててしまうのはリスクがありそうです。
本当に計算問題を捨てて良いのか?
管理人の考えとしては、計算問題を全て捨てることはおすすめはできないと思っています。
暗記問題のみで合格するには、ほぼ全ての問題を正解できるくらいに準備をしておく必要があります。
しかし、勉強したことのある問題を必ず正解できるとは限りません。
空欄の場所が変わったり、選択肢の順番が変わるなどすると対応できないかもしれないからです。
暗記問題を中心に勉強しても良いですが、少しは計算問題を勉強しておくことで合格可能性を上げられると思います。
デシベルの計算や回路など無線の資格で重要ですので、特に上位資格を目指すのであれば慣れておいて欲しいところです。
デシベルの計算はやってみるとまるでパズルのようで面白いですよ。
もし、デシベルの計算が苦手でしたら、次の本を読んでみるといいかもしれません。
管理人は読んだことないのですが、評判がなかなか良いようです。
一陸特のためのdB(デシベル)攻略: 無線の初学者にこそ読んでもらいたい一冊 (のぞテクbooks) Kindle版
なお、この書籍はKindle Unlimitedの対象商品です。
Kindle Unlimited会員は0円で読むことができます。
初回30日間は無料で、無料期間中に退会しても良いので試しに登録してみると良いと思います。
暗記問題はムセンボーヤ!!で効率的に勉強しよう
当サイトでは暗記問題に絞って問題を表示することができます。
ほかにも効率的に勉強をするための機能がたくさんあります。
最新:計算問題も含めた場合の分析結果
本記事では暗記問題に絞って分析を行いました。
計算問題も含めるとどれくらい過去問をさかのぼれば良いのかについても分析を行いました。
こちらは試験ごとに最新の情報に更新しております。