コンデンサとコイルのリアクタンスは覚えていますか?
$$コンデンサのリアクタンス:\frac{1}{jωC}$$ $$コイルのリアクタンス:jωL$$です。
一陸技を勉強していると、頻繁に使う必須の公式ですよね。
しかし、分母と分子がどっちだっけって混乱しませんか?
管理人はよく混乱していました。
そこで、Twitterで覚え方を募集したので、ご紹介します。
(ご回答頂いた皆様には掲載許可を頂きました。ありがとうございました。)
理解して覚える編
コンデンサとコイルの性質を理解して覚えると、忘れにくく応用が効きます。
Cは静電容量なので、大きいほど電荷が貯まるまでに時間がかかるイメージ。逆にいえば、小さいほど早く貯まり、電荷が貯まると電流を流さなくなってくるので、
— niko@電験アカデミア (@niko2517k) July 6, 2022
「Cが小さいと電流が流しにくくなる」という物理量のイメージを持っておくと、じゃあCに反比例するね、ということを忘れなくなります。 https://t.co/urQzVdPTl0
Lはインダクタンスで、これが大きいほど少し電流を流した時でもコイルに発生する起電力がすぐ大きくなるイメージ。起電力が大きくなると電源との間の導線に電圧差が少なくなり電流が流れにくなってくる。
— niko@電験アカデミア (@niko2517k) July 6, 2022
「Lが大きいと電流が流れにくくなる」というイメージを持っておけばこれも忘れにくくなります?
コイルは長くなるほど(Lが大きくなるほど)抵抗が大きくなる。コンデンサは逆数にする。
— 部長 (@bucyou0116) July 6, 2022
最初の頃はこれで思い出してました
私の場合ですが、直流(f=0、ω=0)で考えたとき、定常状態でコンデンサは絶縁状態、つまりXcが無限大となり、他方のコイルは短絡状態、つまりXlが0となることを出発点としてました。
— license _lerner (@StoicToeic) July 5, 2022
複素数平面でR,L,Cは
— 中村徹(電験二種合格したいな?)? (@JJ1OKY) July 5, 2022
Rは実軸
LとCは虚軸
Lは+jXL
Cは-jXC (ーj=1/j)
インピーダンス角の正負で正しくイメージした方が良いと思います。
+j π/2進む
V=I×(+jXL)=+jIXL
VはIに対してπ/2進む
ーj π/2遅れる (1/jを掛けることと同義)
V=I×(ーjXC)=−jIXC
VはIからπ/2遅れる
以下は直流はω=0であることに着目した考え方です。
LとCは、直流電圧をかけた時にどうなるか?を考えると理解しやすいです。直流だとLの抵抗はゼロ、Cの抵抗は無限大(ともに理想)なので、Lのリアクタンスは周波数に比例、Cのリアクタンスは反比例となり、分母か分子かの迷いは無くなります。結構早く身に付きました。
— JR0BAQ (@jr0baq_kn405) October 3, 2023
語呂合わせで覚える編
語呂合わせの覚え方もいくつか頂きました。
どれも秀逸です。
コイルの記号とjωL、
— かなパパ〈電験アカ〉 (@elec_271828) July 5, 2022
コンデンサの記号と1/jωCをそれぞれ20回ずつ、声に出して書いてみてください。
「コイルはジェーオメガエル、コイルはジェーオメガエル…」
文字数に着目して
— ハーミット@消防設備士乙7?受験生⚡️ (@Hermit_Recluse) July 5, 2022
コンデンサ(5文字)⇒1/jωC(5文字)
コイル(3文字)⇒jωL(3文字)
でいかがでしょうか(^ω^)
サ
— 加藤久勝/QK/JR4QKP滋賀 (@net_surounin) July 6, 2022
で斜線(割る)
コンデン“サ”
管理人はこれが好き↓
L(える) う『え』
— テコラ・ニスラ (@c2ikorua2tasub2) July 6, 2022
C(しー)『し』た
ご自分にあった覚え方はありましたか?
これでコンデンサとコイルのリアクタンスはばっちりですね!